あきこさんのブログ

原発肺癌の愛犬・闘病

ペットロス(後悔・女々しいたられば話)

クウが亡くなって、数日はなんとなく普通の生活でした。
多分、どっか他の部屋で寝てるんだろうという感覚だったと思います。


5日目位から酷いペットロスが始まりました。
クウの看病をしっかりしようと思い仕事も辞めていたので、鬱になる覚悟はしていました。
何もないのに数分間、大声で泣いてしまったり、いないとわかっていて名前を呼んだり。
いつものスーパーに買い物に行き、精肉コーナーを見ていると、いきなりむせて喘息になってしまったり・・精肉コーナーから離れるとむせは続きますが喘息は治まります。


このブログも読み返すたびに泣いてしまい、今では読まないようにしてたまにアクセス回数を確認するくらいになっていました。
先週までは安楽死の最後が1番だったのですが、今週位からレントゲン写真の2つが上位にきてたのでなんとなく見比べました。
目視での横からの写真では○の部分の黒い所が真っ白になっていた場所はありましたが、UPしている11月と2月の撮ったレントゲン写真は見た目あまり変わってない気がします。


2月の段階で主治医には大きくなっているからと免疫療法を中止したが、あれは続けた方が良かったのでは?私はもっと食い下がれば良かったのでは。
ステロイドでだるさやしんどさの症状は大分抑えられたので、免疫抑制をかけるステロイドをうまく投与しつつ免疫療法が続けてれていれば良かったなぁ。とか、実はパラディアも少しは効いていたのでは?パラディア・免疫療法・ステロイドすべてをうまい具合にクウに使えていたのなら(相互の副作用で無理かな?)まだまだ生きていたのではないかと思うこの頃です。


最終の『起座呼吸』も寝ていると呼吸困難が強いため起き上がってしまっている状態になる。とクウが亡くなってから知りました。胸水はなく肺水腫ではないと言われたが私が皮下点滴をしたから症状が悪化したのではないだろうか(癌末期時、昔は点滴OKだったが、最近は心臓に負担がかかる為点滴はしないらしい?)?
起座呼吸の症状のブログを見つけるのに少し時間がかかりましたが、寝かせるために飼い主様家族がソファなどに座りながら抱っこして自分の胸にワンコの頭をもたれかけさせて眠らせている方がいました。しかし、家事等をしている時に亡くなってしまったようで、抱っこをし続けなかったご自分を責めていました。
クウは保冷剤を使わないと楽にならないほど熱が籠っていたので、抱っこし続けることができたかはわかりませんが、せめて安楽死の前日、ほとんど徹夜でそばにいたので眠らせてあげたかった。熱が籠らない素材で起坐体制を保持する台みたいな物を作ることができたかもしれない。もっと早くに起座呼吸という言葉を知っていれば良かった。


もっともっと、笑ってあげればよかった。ずっとクウは私に笑ってほしそうにしていた。その度に笑っていたが、どこか疲れたような、困ったような笑顔になっていたと思う。最後の時も泣きながらだが頑張って笑ったつもりだ。怖くないよ。大丈夫だよ。ありがとうね。がんばったね。と・・ちゃんと笑顔になっていたのだろうか。
本当に「後悔先に立たず」です。



 介護中・これから介護に入る方へ


看取り介護は精神との戦いです。
介護が続けば続くほど精神はすり減ります。
精神に余裕があるうちに色んなワンコの闘病ブログを読み漁ってください。
どんな症状が出てくるとかが先にわかってしまい、症状が進むにつれて悲しくなり落ち込んでしまいますが、その症状への対処がわかります。獣医へ電話確認もできます。事前に購入しなければならない物がわかります。
同じ病気の人間の闘病ブログも読んでみて下さい。病人がどんな感情でどこを痛がっているか、どの季節・気温・気圧で痛みが出るのか等・・言葉が話せない愛犬の代弁をしてくれているような気さえする闘病ブログもありました。そのブログで介護方法も変えた所もあります。
同じ病気で自分の愛犬を見取り介護した事のある獣医さんならこうした方がいいとか教えてくれるかもしれませんが、私が通っていた動物病院では細かく見取り介護方法は教えてくれませんでした。
その犬、その犬にあった介護方法もあるだろうから、飼い主のひらめきと工夫が試されます。
漢方もうちの主治医は薦めてきませんでした。
「自分の所では取り扱っていないので効能に責任がもてないが、○○さんが使っている漢方はいいと聞きますね。」と・・介護中盤で言っていました。最初から教えてほしかったよ。主治医は認定医だったので信頼していたけれど、漢方取寄せ依頼しても取引製薬会社が取り扱っていないので無理と言われた時は、治療はここで続ける旨を伝えた後、紹介状を書いてもらい遠方の他の動物病院へ漢方だけもらいに行きました。
私は緩和に関して漢方薬は効いていたと思っています。



最後に
辛い日々の中、それでも一緒にいられる幸福の時間にいた過去の自分へ一言。


自分のストレス発散・気分転換をちゃんとして(特に症状が進むたびに落ち込んだ時)、
いっぱいいっぱい笑ってあげて。